パソコンで様々な機器に接続するのが『USB』です。
マウス・キーボード・ディスプレイ、スマホ充電を接続する時でよく見ます。
USBといっても様々な種類があります。
たまに買い間違えて充電できなかったり、接続に失敗したりということがあります。
今回その中のUSBについての基礎と種類についてご紹介します。
USBとは
USBという言葉は普段スマホやパソコンを使っている人は聞き慣れていると思います。
USBとは「ユニバーサル・シリアル・バス（Universal Serial Bus）」の頭文字をとった略称です。
ちなみに最近のパソコンはほとんどUSBコネクターを接続できるポートが搭載されています。
USBの特徴
① 機器を動作させるための電力をパソコンから供給することができます。
② パソコンの電源を入れている途中でも、ケーブルを簡単に抜いたり挿したりできます。（データの送受信中は不可）
③ パソコンのUSBポートが足りなくても、USBハブを利用すれば複数の機器を接続できます。
USB登場前！？の昔の話し
USBがなかった昔（登場前）は、パソコンに周辺機器を接続するためのケーブルは、機器の種類によって異なっていました。
例として、プリンタは「パラレル」、モデムは「シリアル（RS-232C）」等々、機器によって繋ぐ場所やコネクタ形状が異なり、とても面倒でした。
USBの場合、抜き挿しは以前までのコネクタと違いネジ止めなどがいりません。
やはり依然と比べて簡単なことから人気を集めて世界標準となりました。
懐かしいな。本当にUSBが出る前まではねじを止めたり、パソコン起動して接続したり大変だったんだ！でもUSBが出てから全部同じ端子で接続できてすっごく楽になったんだ～
沢山ある！？ケーブルの種類。USB規格
USBコネクタの形状について話します。
コネクターの形状に着目すると、実にさまざまな形があります。
よく周りでみる『５選」について紹介します！
パソコンといえばコレ！USBType-A
主な接続機器：パソコン
規格：USB 2.0、USB 3.0、USB 3.1 Gen1
世の中に１番普及している形状です。
約5mm×約12mmの長方形になっています。
パソコンを使用している人なら必ず見たことがある形状だと思います。
USB 3.0からはコネクターの内側の色に青色になりました。
大型機器に採用されているUSBコネクタといえばUSBType-B
主な接続機器：プリンターやスキャナなどパソコン周辺機器
規格：USB 2.0、USB 3.0、USB 3.1 Gen1
形状は約8mm×約8mmで正方形に近く、中央に凹みがある面が下になります。
装置からコンピューター本体やUSB HUB側へと向かうため、Type-Bの端子は「ダウンストリーム型」と呼ばれることがあります。
2015年登場！最近のスマホはUSB Type-C
主な接続機器：Mac Book、Androidスマホ等
規格：USB 3.1、USB 3.2、USB 4.0
2015年から登場した、上下左右を気にしなあくて良いUSBです。上下を問わずに挿入できるため、いちいち向きを確認する必要がありません。
データ速度もかなり万能になります！
将来的にはType-CがUSB規格の主流になると予想されます。
スマホのバッテリー等でよく見るMini USB Type-B
主な接続機器：Androidスマホやタブレットなど
規格：USB ２.0、USB 3.0
抜き挿しのしやすさや耐久性の向上により、Type-Aと並んで広く普及しています。
スマホの充電時などに何度も抜き差しされることを想定し、耐久性が高く、端子も抜けにくい設計になっています。
Appleといえばこれ！Lightning
主な接続機器：iPhone、iPad、iPod、Apple WatchなどApple製品
規格：USB ２.0、USB 3.0
Apple独自の端子として開発されています。
Type-Cよりもさらに薄くコンパクトな楕円形の形をしています。
しかし、近年のiPhoneはワイヤレス化が進んでいることもあり、将来的にはLightningが不要になる可能性も考えられます。
ケーブルを間違えて購入！そんな時は
こんなに沢山ケーブルがあると購入時間違える時ありますよね。購入したのを捨てるのも勿体ないしだからといっても、使わないのも勿体ない。
そんな時は、変換ケーブルを使用しましょう！！
Type-CをType-Aに変換したり、Type-BからCにしたり変換できます。
※変換ケーブルは小さいので紛失しないように気を付けて下さい。